夜にはココア朝にはミルクティを…



「あははは!!!マジで聞いたの?!」

大爆笑している春を横目で睨む。

お前が変な事言い出すからだよ!

「それにしても必死にお願いしてまで聞き出すって…さすがシスコン。」

「シスコンとでもなんとでも言え!まぁ、これで真菜に彼氏がいないって事がわかったし。」

「今はな。」

そう…今はいないって事は昔はいたって事なんだよな。

「どんなやつだったんだろうな?」

また聞いてみるか…
いや、今度こそ口聞いてくれなくなるな。

俺が真菜の恋愛にこんなに興味があるのは可愛い妹(みたいな存在)だからだけじゃなくて
真菜の叔父さんに厳しく言いつけられてるからでもある。

『いいか、智也。
真菜に近づく男はみんな排除しろ。
ちゃんと見張ってろよ。』


ヤバい…真菜に彼氏がいた事実が叔父さんに知れたら







  殺される。







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