イジメ
イジメ
冷たく突き刺さる視線に、
俯いて歩いた。
「ウエ~っ」
こちらをチラチラ見ながら
可笑しそうに笑う彼らに
汚いものとしてしか
私を見ない彼らに
私の痛みは麻痺し、
ただ無表情に下を向いた。
ドス黒い感情が、
自分を蝕んでいく。
みんな、キライだった。
でも誰よりも
自分が、キライ。
気持ち悪いと言われてしまう、
気持ち悪い自分が。
汚いと言われてしまう、
汚い自分が。
いじめられてしまう、
自分が。