私の彼氏は年下ナルシストくん?!
―――ドテッ

いたぁーい
私は、派手に転んでしまった
わぁ、ヒザ擦りむいちゃってるよ
さっきの男の子みたい

「輝
ちょっと、助けて」

顔をあげるとそこには輝の姿はなかった

「何でこういうときにいないのよーー」

私、迷子になっちゃったんだぁ
泣けてくる

「どこ??
ひかるーー」

どれくらい歩いたんだろう??
もう、疲れて歩けない
私は、近くにあったベンチに座った
お腹すいたなぁ
ポケットからケータイを取り出して時間を見た
もう、12時を過ぎていた
お金持ってないから、何も買えない
輝、本当にどこにいるの??
この年になって、迷子になちゃった
しかも、泣いてる
恥ずかしい
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