死のトランプGAME
「死、って・・・嘘だろ?」

ルールの書いてある紙を読み進めるうちに、2人とも言葉数が少なくなっていった。

そして、圭介の部屋の中にはパソコンのファンの音だけが響いていた。

その静寂を陽一が壊した。

「致死性のある細菌なんて聞いた事あるか?」

「いや、全然聞いた事ないよ。」

圭介はベッドから離れ、パソコンデスクの上にあるマウスを動かした。スクリーンセーバーになっている画面が消え、検索サイトのTOPページが表示された。

この細菌のことを調べようと思った圭介だったが、検索サイトにあるニュース欄をみて驚いた。

圭介がつぶやくような声でそのニュースの見出しを読んだ。

「謎の細菌で男性死亡 側には謎の黒いカードが3枚」

いつの間にか陽一も、圭介の顔の横からパソコン画面を覗いていた。

圭介は”ニュースの詳細”と書いてあるリンクをクリックした。
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