Milk teA KiiS
「沙罹どこ
行ってたのさ?」
結局3時間目
だけサボって
教室に行くと
舞奈海が
そんなことを
言ってきた
『舞奈海のせいで
授業に間に合わ
なかったんです-』
冗談交じりで
そぅ言うと
ごめんごめんと
笑われた
「また
告られた感じ?」
『分かってるくせに』
「さすが校内1の
モテ女」
『その呼び方
まじ止めてって』
「あはは
ごめんごめん」
『ったく..』
「んで?結果は?」
『もちろん
丁寧に断りました』
「もったいな~
結構格好良かった
じゃん」
『知らな~い
名前も分かんない人
と付き合えません』
「名前知ってたら
良かったの?」
『...いや』
「ったく相変わらず
だね沙罹わ.
良い加減彼氏
つくれば良いのに」
机に広げた
お菓子を
かじりながら
溜め息混じりに
そぅ言う舞奈海に
あたしは苦笑する
しか出来ない
『いらないもん』
「強がるなって」
『いやいや真面目に』
「良いもんだよ?」
『その良さはきっと
一生分からないわ』
舞奈海には
中学から
付き合ってる
彼氏がいる
隣のクラスの
東 透牾
あたしも仲良くて
たまに3人で
遊んだりする