Milk teA KiiS
『本当ごめん』
「良いよ良いよ~
紗羅ちゃん
気にしないで!」
「そぉだよ!
3曲は出来たし」
「焦んなくても
全然良いって」
バンドのみんなは
こぅ言ってくれるけど
さすがに焦る
焦れば焦るほど
良い歌詞は
浮かばない
大丈夫なのかな..
責任はあたしにある
なんとしてでも
作り上げたい
帰ってからも
机の上に置いてある
真っ白な紙と
向き合うこと数時間
ゴミ箱には
丸められた紙が
溢れそぅになっている
こんな状態は
珍しい
いつもなら
ペンをとれば
必ず1フレーズは
思いつくのに
それが出来ないのは
意識が他に
移ってしまっている
せいだろぅ
明日だ
父に会うのが
それを思うと
そればかりに
意識が飛び
目の前の紙に
書く内容には
反映されない
ダメだな...
結局今日も諦めて
ベッドにダイブした