Milk teA KiiS

「相変わらず
すげぇ人気だな」

あたしと
隼人の会話を
隣で聞いてた透牾が
入ってきた

『なにが?』

「お前だよ」

ちょっと苦笑して
あたしを見られても
全く身に覚えがない

「体育館ほとんど
紗羅ちゃん目当ての
人だったんだよ?」

「ステージ横を
陣取るの結構苦労
したんだからな」

そぅ言う2人の
言葉でステージから
の光景を思い出す

まぁ確かに
人は物凄いいたけどさ

別にあたし
目当ての人ばっかとは
言えないでしょ

「それにしても
最後の曲まじで
紗羅ちゃんが
書いたの?」

『うん』

必然的に
あたしを見上げる
形になる隼人に
軽く相槌をした

さっき会話に
乱入してきた
透牾は今は隣にいる
舞奈海と話てる

「へぇ~」

『なんで?』

「いや俺あの曲
好きだな~って」

不覚にも
その言葉に胸が
熱くなるのを感じた

心臓がうるさいくらい
音を立ててる

素直に嬉しくて
胸に広がるあったかい
気持ち

それを隠すかのよぅに

『ありがとう』

とだけ答えた

すぐに隼人から
視線を反らしたのは

赤い顔を
見られなよぅに
するため

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