Milk teA KiiS

今思っても
無茶苦茶だったよな。

あれは本当
悪いと思ってる。

だって沙羅ちゃん
めちゃくちゃ
迷惑そぉな顔してた

でも俺バカだからさ、
沙羅ちゃんと
話せることに
舞い上がっちゃって、

実際あん時
何話たかなんて
いまいち覚えて
ないんだ。

多分俺のことだから
いきなり
自己紹介みたいな?

くだらない話
したんだと思うけど。

あれでも俺も
くそ緊張して
たんだからね?

いやいや
本気で。

沙羅ちゃんがあんなに
冷たい子だとも
思わなかったし。

それでもなんとなく
沙羅ちゃんが
いつもと違うのは
分かったよ。

体調悪いのにも
自分で気付かない
沙羅ちゃんは
面白い子だと思った。

あの日だけで
たくさんの
滝源沙羅を知れた。

タバコ吸うし
一見冷たいし

予想外だったから
びっくりした。

でもそんな沙羅ちゃん
見れる俺は
ちょっと優越感
だったかな。

普段の笑顔振り撒く
沙羅ちゃんより
素だったから。

ついでにあの日ほど
料理してたこと
良かったって
思った日はないな。

沙羅ちゃんが
褒めてくれた料理

だから続ける
自信がついたんだよ?

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