Milk teA KiiS
花火の日とか
覚えてる?
俺のマフィン、
あれ結構自信作
だったんだよ。
なのに
あの糞じじぃが
ぼろくそに
けなしたから
自棄になって
調理室飛び出して
お祭り行ったんだ。
そしたら
沙羅ちゃんいないし、
挙げ句には
来てないとか言うし、
なんとなく
最後の賭けみたいな
感じでマフィンも
持ってったんだ。
そしたら
沙羅ちゃんは
褒めてくれた。
本当に嬉しかったし
怒られた意味も少し
分かった。
それでいて
やっぱり沙羅ちゃんは
不思議な子だと思った。
俺の周りには
いなかった、
自分を持ってる
とても素敵な子。
だから
沙羅ちゃんが
好きな人いるなら
精一杯応援したいって
あの時は
本当に思ってたんだ、
まぁ俺は
あの頃より
ずっと前から
沙羅ちゃんしか
見てなかったけど。
分かってたから。
俺は沙羅ちゃんに
とって
そぉゆぅ存在じゃ
ないってこと。