Milk teA KiiS

だからこそ

あたしはここで
やらなきゃ
いけない事がある

『さて、
行きますか』

ガタッと鳴った
椅子から
上着を手に
外に出る

いつか必ず

手にしたい夢

それを
追い掛ける変わりに
大切な人と
離れる事を
選んだあたし

間違ってなかった

そぅ言えるよぅに
必ず歌うと決めた

隼人に届くほど
響く歌を

続けると決めた
音を楽しむ
音楽を

だからいつか

隼人が
コックになって

あたしが
歌手とかになって

いつかもし
どこかで
会えたなら

胸を張って
手紙に書いた
言葉を伝えたい

きっとあたしが

最初で最後に
使う言葉で
あって欲しい





大好きだったよ


今も


大好きだよ―









END







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