Milk teA KiiS
「透牾喉渇いた~」
舞奈海はパラソルの
下でオイルを
塗り終え透牾に
笑顔を向ける
「ったくしょうが
ねぇなぁ」
透牾も舞奈海には
甘いんだから
行くぞと立ち上がっ
た透牾を追いかけ
2人は人混みに
消えて行った
あたしは
絶対焼けたくなくて
日焼け止めを
塗っている
「後ろ塗って
あげよっか?」
『結構です』
少し距離がある
隼人を見て
拗ねたふりしても
無駄だからバ-カ
なんて思いながら
日焼け止め
を塗り終えた
暇だし
と思って立ち上がり
海に歩いて行く
「どこ行くの~?」
と後ろから叫ばれ
た声には
『適当-』
と返した