コノミチ

ぱーてぃー

「あれ?悠里、もえ?」


祐介が奥から顔を出した。


「どした?」


「誕生日、お祝いしようっと思って。買わなくてよかったわ」



悠里さんはテーブルの上のをみて呟いた。


「あぁ、だから祐介今日行かなかったんだ?」


ニヤニヤした悠里さんが祐介に詰め寄る。


「ハッ?!ちっ、ちげぇしぃ」


戸惑う祐介、あたしには意味が分からなかった。


やっと祐介の顔を見れた。

「またまたぁ」

大人っぽい印象の悠里さん、今は何だかいたずらっ子みたい。
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