♂好き×嫌い♀
『ひどっ、じゃあ〜
遥香ね。』
俺がそう言った後、なぜか遥香が俺の顔をじーっと見てきた。
『何?俺の顔に何か付いてる?それとも何、俺に見惚れちゃった?』
『そんな訳ないじゃん、バカじゃないの?』
そんな訳ないのか?
そして俺は決してバカではない。
『バカ?一応、学年で1番なんですけど』
わざと“1番”のところを強めて言ってやった。
あ、そろそろあの件を話さなくてはいけない。
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