彼女のヘルプマン★
ヘルプマン -1-
「おい!純平!」
「待って!あと少し…」
「………ったく」
「あ!いた」
学年1可愛いー。
俺の恋したオンナノコ♪
若宮 樹 [ワカミヤイツキ]
今日もその綺麗なフワフワの髪を春の暖い風になびかせる。
目はクリクリでぱっちり二重で、
150センチもない小柄な体型。
俺のドストライクゾーン
「やっぱ可愛いー」
嫌いな数学をさぼり、
4組の体育を親友のおってぃー こと、
大広 リキヤと屋上で眺めていた。
「そんなに好きなら、告れば?」
「ええー?俺なんか相手にされねぇよ」
「いい加減その内気な性格直せよ」
リキヤは屋上を出て行ってしまった。
俺だって告白したい。
でも、昔の女が邪魔をする。
―「純平さあー。いっつも下からで
……ウザイんだけど」―