Voice

ピルルルッ ピルルルッ

携帯の電話が鳴った。

「あっ…出なきゃ」

そう言って立ち上がろうとすると

「だめ、行かせない」

「でも…」

「だーめ」

そう言った駿は私の両手を押さえつけて動けないようにした。

「駿!??ちょっ…」


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