material girl
忍成がやけに素直なのは、何かの作戦??
ホントこいつの考えてることは分かんない。
全然読めない。
これから、パートナーとして一緒に仕事しなきゃいけないから、仲良くしとこうって魂胆??
でも、それなら、あたしも同感だ。
大嫌いな奴だけど、仕事とプライベートは別。
仕事上、表面だけ上手くやろうってなら、こっちも乗ってやろうじゃない?
「いえ。もう過ぎたことですから。気にしてません。」
あたしの言葉に、やつが少しびっくりした後、いつもの笑顔になった。
「じゃあ、今日から改めてよろしく。リサちゃん☆」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」