material girl


忍成がやけに素直なのは、何かの作戦??

ホントこいつの考えてることは分かんない。

全然読めない。

これから、パートナーとして一緒に仕事しなきゃいけないから、仲良くしとこうって魂胆??

でも、それなら、あたしも同感だ。

大嫌いな奴だけど、仕事とプライベートは別。

仕事上、表面だけ上手くやろうってなら、こっちも乗ってやろうじゃない?

「いえ。もう過ぎたことですから。気にしてません。」

あたしの言葉に、やつが少しびっくりした後、いつもの笑顔になった。

「じゃあ、今日から改めてよろしく。リサちゃん☆」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」



< 113 / 303 >

この作品をシェア

pagetop