material girl


電話を切った後、着替えてすぐに、リサのもとへ向かった。

駅の前に、一人たたずんでいる彼女が見えた。

「お待たせ!どうしたの?」

オレは優しい様子を装う。

だけどリサは何も言わずに、オレの腕に手を絡める。

「あの…さ。えっと、とりあえずどこ行こっか?」

どうしていいか分からず、リサに聞く。

「ホテル。」

「は?」

彼女の言葉を、思わず聞き返してしまう。


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