material girl


しばらく忍成を介抱して、寝室を自力で探しあて、ヤツをベッドに寝かす。

「じゃ、あたしはコレで帰りますから。」

…っ!!?

そう言った瞬間、忍成があたしの手をつかんで、あたしは引き戻される。

「あの、まだ何か?」

「…服。」

「は?」

「シワになる。このままじゃ寝れない。」

子供みたいにスネる彼。

この状況で服のこと考えてるとこが忍成らしい。


< 201 / 303 >

この作品をシェア

pagetop