material girl


「日本語!?勉強したの?」

アメリカに住んでいたのだから、当然ライアンとは英語で会話していた。

日本語を少し遊びで教えてあげたりしたことはあっても、しゃべれる程ではなかった。

なまりはあるものの、日本語を喋った彼にびっくりした。

「ハイ。ジツハ今ニホンゴ、ベンキョしています。Next yearからニホンのダイガクにリュウガクする。だからダイガク、ケンガク?するタメ、ニホンきた。ZacがチョウドLiveするし、Lisaにもアイタカッタ。」

ライアンがにっこり笑った。

そしてあたしを抱きしめて、耳元で囁く。

"I missed you,Lisa...I still like you so much."

そう言って、彼はあたしの唇に軽いキスを落とした。





忍成の見てる前で




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