material girl


そう隣の頭上から声がして、びっくりして声がした方を見る。

そこには、にっこりと微笑む見たこともない男の人が立っていた。

「キミ、マジ可愛いね。一目ボレってやつ?名前は?」

軽いノリで話しかけてくる彼。

クラブには絶対いる男。

いわゆるナンパってやつ?

慣れてるあたしは軽くかわす。

こーゆーヤツは結構冷たくしてやれば、速攻消える。

「あの男、ウザいんだけどー」とか言いながら、結構相手してあげてる女っていると思うけど、そーゆー女って、自分モテてるってのを楽しんでんのよね。

よーするにバカ?

ホントにウザいなら、相手しなきゃいいじゃんって話☆

「すいませーん、あたし彼氏待たしてるんで、行かなきゃ♪これ、ドリンク代です。」

あたしはバーテンからドリンクを受け取ると、隣にいたナンパ野郎にお金をさし出した。

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