material girl
告白★
ザック達がアメリカへ帰ってから、1ヶ月が過ぎた。
あたしはまだ何も前に進めていない。
仕事場では、また前のアシスタント業をこなす毎日で、そろそろ自分のつきたいスタイリストを選ぶ時になった。
まぁあのパーティーの後から、世間公認の忍成の彼女になってしまったあたしには、半分選択権なんてないようなもんなんだけど。
プライベートと仕事は別。
ただ忍成の実力は、やっぱり認めざるおえないっていうか。
彼のスタイリングが好きだったりするから厄介だ。
ってこーやって意識してんのも、色々考えちゃうのもあたしだけってのが悔しい。
忍成は完璧あたしを女として見てないし。