第一章


私羽田美優(ハネダミユウ)
高校一年生


ただいまから告白
します!!!

相手は同じ学年の
斎藤くん
笑顔が可愛くて
すっごく優しい人

「話ってなに?」

「えっとその…」

すっごい恥ずかしい
ドキドキする!!

いーや言っちゃえ!

「好きです!付き合って下さい!!」



「ごめん!気持ちは嬉しいけど他に好きな子いるんだ…」

「あっそうなんだ…
ごめんね。」

「ぢゃあ」

「うん」

羽田美優ただいま
失恋しました。

あーもうほんと悲しい
あーあ
そう思いながら
しゃがみこんでいたら

「残念だね」

「えっ?」

後ろにいたのは
背が高くてかっこいい
男の人だった。

「立ち聞きするつもりはなかったんだけ昼寝してたら聞こえさ〜」

もー最悪!!
みられてなんなんて
しかも失恋したところ

「悲しい?(笑)」

はっ?
なにこの人
人の不幸を笑ってさ

「別に悲しくないです」

「ふーん。そういえば
自己紹介遅れた。
俺二年の外崎仁よろしくな」

二年なんだ〜

「私一年生の羽田美優よろしくお願いします。」
「知ってるけどな」

ん?

「何でですか?」

「その髪の色目立つからな〜」

あっそっか
自分の髪をみると
明るい色に染められてる高校にはいるまえに
どーしても染めたくて
染めたんだよね。

「そうですか」

ーキーンコーンカーンコーン

あっチャイム
なっちゃった〜
次なんだっけ
数学だっけ?
めんどくさいな〜

「あーやべ鳴ったし
まっいっか。んぢゃ
俺行くわじゃーな美優」
そう言って仁先輩は
歩いて教室に戻った。

なんだろあの人?

まっいーや
教室戻ろう。
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