執事と私の8ヵ条。
「卑屈になることなんて無かったのに。

大翔さんは、大翔さんの行きたい大学に行けば良かったのに。」

大翔さんは曖昧に頷くと、私にお礼を言った。

「ありがとうございます、結衣様。」

「…いえ、思ったこと言っただけですから。」

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