執事と私の8ヵ条。
「どうして急に…?」

「実は…母が病で床に伏せまして…。

看病のためにも、戻らないといけなくなりました。」

お母さんは「そう…」と納得したように頷くが、私は到底納得いかなかった。

大翔さんと二人で話したかったが、お父さんとお母さんが、今日で最後だから、とみんなで過ごしたがって二人になるチャンスは無かった。

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