執事と私の8ヵ条。
そんな沈黙を先に破ったのは、大翔さんだった。

「結衣様、短い間でしたが…。

私は結衣様に仕えることが出来て、良かったです。」

「そんな…。私だって大翔さんが執事で良かった。

なんか迷惑ばっかり掛けちゃったけど…。」

「迷惑だなんて…。
…私は本当に、あなたといられて嬉しかった。」

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