執事と私の8ヵ条。
大学は高校と違って広い。
長く続く並木道を歩き、私は入学式会場の講堂へ向かった。

「はあ…気持ちいい。」

葉の隙間から零れるように瞬く日差しが私の心を弾ませた。

まるで入学を祝福してくれているようで。

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