執事と私の8ヵ条。
たくさんのスーツの新入生に混じって、講堂へ急ぐ。

でも、少し前に見える人影に、私は足を止めざるを得なかった。

「…う…そ…。」

その人は、私の方へと近付いてくる。

真新しいスーツ。私と同じだ。

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