執事と私の8ヵ条。
大翔さんは、綺麗な木漏れ日の中、負けないくらいの綺麗な笑顔を私に見せた。


「結衣様に、また会えるから。」


「…大翔さん…。」

「私は大学に通いながら…アルバイトをして生活します。

…もうご両親から聞いていらっしゃるかもしれませんが…。

また、高瀬家でお世話になります。

…また、結衣様に仕えさせて頂きます。」

私は小さく首を振った。大翔さんは訝しげに首をひねる。

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