執事と私の8ヵ条。
涙が止めどなく溢れてく。
街行く人が私をじろじろ見ていたけど、そんなこと気にしている余裕はなかった。

「結衣様。」

不意に声がかけられて、振り返るとそこにはなぜか大翔さんの姿が。

私は涙を見せないように、大翔さんに背を向ける。

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