執事と私の8ヵ条。
その5 私、強がるべからず
あの後…帰宅するなり部屋に籠り、鍵を閉めて一人になった。

大翔さんだけでなく、お父さんやお母さんも心配してくれたけど、「一人にして」としか返事出来なかった。

暗い部屋で、一人亮介を想う。

「…私、失恋したんだぁ…。」

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