執事と私の8ヵ条。
その日は一日中部屋で泣き過ごし、次の日の明朝、誰にも気付かれぬように家を出た。

家にいたくなかった。みんなに心配かけるから。

制服を着た私は、学校へ向かうこともせず、朝日眩しい道を歩いていた。

今日はさぼっちゃえ。学校なんか一日行かなくても大丈夫。

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