執事と私の8ヵ条。
家にも、学校にも行きたくない。
かと言って行くあてもない。

寂しいな、と少しだけ思った。

みんながちらほら通学する時間になって、私はバレないようにいつかの横道に隠れる。

始業の時間になって、横道を出、私は近くの河原へと向かった。

草が温かい坂道に寝転び、空を見上げる。

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