執事と私の8ヵ条。
ゆっくりと雲は流れて、少しずつ空は変わる。

「…結衣様、どんなに辛いことがあっても…それはずっとは続きません。

続いてるように見えても…空のように、少しずつ変化してるんですよ。」

今まで黙って話を聞いていた私だったが、その言葉にかっと頭に血が上った。

気付いたら私は、大翔さんに叫んでいた。

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