執事と私の8ヵ条。
その6 卑屈になるべからず
失恋のショックもだいぶ薄らいできた頃、私はお父さんに今日返ってきた模試の結果を見せた。

「おお、K大はB判定か!

まだ1年あるから、気を抜くなよ。」

「うんっ!」

私がお父さんと話していると、買い出しから帰ってきた大翔さんが話に加わった。

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