執事と私の8ヵ条。
「ちょっと…昔ありまして…。」

それだけ言うと、紅茶を啜り出して何も言う気配がない。

…気になる…。

そんなこと言われたら気になる。
悪いかな、と思いつつも私は質問を続けた。

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