ナンパもほどほどに



仕事帰りのビジネスマンとのあまりのギャップに、なぜ声をかけられたのかも分からないあたしは思考停止状態





「…あっ、怪しいよね?!
これ、僕の名刺!」

名刺を差し出すスーツ君



なんで名刺もらってんだ、あたし…





「…はぁ、」

気のない返事をしたあたしに電話番号を聞くスーツ君



「じゃあさ、今度ご飯とかドライブ行こうよ?」



「………ハァ。」





「絶対ね!またね!」





ブス専なのかな


てか、こんなんでもナンパされるんだぁ




なんて不思議に思いながら家に着いて、冷えた弁当を弱った胃袋に流しこんだ







【END】












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