ナンパもほどほどに



「そっかぁー、彼氏待ってる…とか?!」


「いや、そうじゃなくてー…」



「ならいいじゃ~ん!行こうよ二次会♪」


このお調子男め!
さっきから胸しか見てないけど、肝心なこのお腹が目に入らないのだろうか…




行っても飲めねーんだよ、妊婦はぁ!



しかも上の子、私じゃないと寝ねーんだよー!






しびれを切らした私は立ち上がり、ニコニコしながら言い放った



「そうだなぁぁ…♪
あたしぃ、彼氏はいないけどぉ~、二人目お腹にいるしぃ、旦那と子供いるんだぁ~~♪

それでもいいなら参加しよっかなぁ(笑)♪」


友達がクスクス笑う



「………
えっ?!!」


お調子男の顔が青ざめ、視線が胸からお腹に移ったのを、私は見逃さなかった




―はかなく散った巨乳の夢である












【END】






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