続・кiпG彼★PriпsеsS彼女
「ちょっ?!な、何すんのよ!!離しなさい〜!!」
ジタバタもがいてみるけど、流石に男子たるものの力に勝てる訳がない。
んで…一応蒼の顔を見てみると、少し悄(しょ)げていて、子犬の様な顔つきでジッと私の顔を見る蒼が居た。
私はドキッとして、パッと顔を元に戻した。
すると、更に蒼が後ろに引っ張り、密着状態になった。
「……ちょっと〜。いい加減離してよ。学校に行けないでしょ?」
短気な私はイライラと徐々に苛立ちが増す。
だけど、今の蒼に怒ってもマイナスにしかならないと思ったから、あえて柔らかい言葉で言ってみる。
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