続・кiпG彼★PriпsеsS彼女




「ちょっ?!な、何すんのよ!!離しなさい〜!!」


ジタバタもがいてみるけど、流石に男子たるものの力に勝てる訳がない。



んで…一応蒼の顔を見てみると、少し悄(しょ)げていて、子犬の様な顔つきでジッと私の顔を見る蒼が居た。

私はドキッとして、パッと顔を元に戻した。



すると、更に蒼が後ろに引っ張り、密着状態になった。




「……ちょっと〜。いい加減離してよ。学校に行けないでしょ?」


短気な私はイライラと徐々に苛立ちが増す。

だけど、今の蒼に怒ってもマイナスにしかならないと思ったから、あえて柔らかい言葉で言ってみる。



.
< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop