何度も好き
屋上に入り辺りを見渡す。

「まだ俊チャン来てないんだ〜早くこないかな〜」

それからしばらくして階段を急いで登る足音が聞こえきた。

(俊チャンだー!どうしょう!!)

バタンっ!

勢いよくドアが開いて、ずっと待っていた人が入ってきた。

「ごめん。さっき体育で着替えるのに時間かかった。
こんなんとこに呼び出してどうしたんだ?」

肩で息してる。
俊チャンが急いで来てくれたのが分かる。

(ちゃんと言わなきゃ!!私の気持ち)

そう思っているのに緊張で声が出せない。

「・・・・・・・・・・・・。」
< 11 / 36 >

この作品をシェア

pagetop