狼男子は今夜も



「んん〜っ…!」


胸を精一杯押すが修太くんの体はピクリとも動かない。






なんで……?








やっとのことで唇が離れた。



「…修太くん……?」



氷みたいに冷たい目。




どこを見てるんだろう…?


すると、あたしの背中に手を回され修太くんの体に無理矢理寄せられた。



「!?やっ…!」


右肩に顔を埋めたかと思うと、耳に変な感覚がきた。



「…っしゅ…う…!」


耳を甘噛みされた。

一気に背中にゾクッという味わった事ない震えが伝わる。


や、やだ………!




ピチャッ…
「…っん」

甘噛みすると舌を這わせられ…



ピチャ



怖い……


怖いけど…………
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