狼男子は今夜も
前には赤の信号。


ブレーキをかけても止まらない。


「い゙ッ……!」





や゙ぁぁああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!








ガッシャーーーン!







あれ…?
痛くない………


「セ…セーフ……」



「…じゃねーよ」



「…あ」


あたしの下には修太くんの体が。


ドキ!

顔近っ……!////



「早くどいてくれる?重い」


ハッ

「ご…ごめんなさいっ!」



修太くんがクッションになってくれたから痛くなかったんだ…




「いって……」


「!!修太くん頭!!血!!」


赤い液体が修太くんの頭にタラリと流れた。
これは間違いなく血……



どうしよ……あたしのせいだ…!


「大丈夫…!?」


「大丈夫じゃない。ゆうがキスしてくれたら大丈」

ベシ!

無意識に手が出てしまった。


「頭叩くなよ!ケガ人だぞ!」
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