狼男子は今夜も
「終゙わ゙っ゙だあ゙〜……」


この家広すぎて全部掃除終えるまで時間かかる…。泣

うげ!もう夜7時!?


「おい」

修太くんがリビングからドアを開けて顔を出す。


「なに!?」


「腹減った」


「い、今ご飯作るね!」





世話役って大変!!




────
───


「ねえ。これ食い物?」


「一応……」


オムライスを作ったつもりだったけど……食べ物とは思えない黒い物体ができた。



そういえばあたし料理苦手だったんだ…



「ごめんね!今から作り直す!」



あーもう恥ずかしいよ!

ちゃんと料理の練習やっとけばよかったなあ…


オムライス(?)がのってる皿を持ち上げようとして、手をかけた。


「いいよ。食う」


「え……」


スプーンを片手に持った修太くんが言った。



「食うって。作り直さなくていい」


「でも……」


「いいから」
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