狼男子は今夜も
皿を置くと、修太くんはスプーンに掬ったチキンライスを口に入れた。



嬉しい……




「どうせ作り直しても変わんねーだろ」

カチン!


このガキャア……。←



「…どう?おいしい?」
「マズイ」


あはは……即答ですか。




「ごちそうさまでした!」

「風呂セットして。軽くバスタブ洗い流せよ」


「…は〜い……」


人使い荒いなあ…(―_―)チッ





ガチャ

「あわわ……」

お風呂も広い。

えーと…まず洗い流さなきゃ。


壁に掛かったシャワーを取って蛇口を捻った。



ジョロジョロ…


……ん?
水少ししか出ない。
調子悪いのかな?


シャワーの穴を覗いたその瞬間
シャーーーー!!
「ぶわあっひゃ!?」


顔に発射!!


驚いて手を離すとシャワーが蛇みたいにグニャグニャと自分勝手に動いた。



シャーーーー!!

「ちょッ…!?」


ずぶ濡れになりながらも、シャワーを捕まえようとするが水が邪魔で前が見えない。




どうしよーーーーー!!





キュキュッ


水が止まった。

「バカ!!何やってんだよ!」
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