狼男子は今夜も

ふえ……



しゅ…

「修太くん!」



修太くんが水を止めてくれたんだ。


あたしのバカ。
役立たず。


あたしが修太くんに世話されてばっかじゃん…




「ずぶ濡れ」


「あは…修太くんも」



修太くんの綺麗に整っている顔、

服から覗かせる鎖骨に


滴る水の雫が…。



服がびちょびちょに濡れて身体のラインがくっきり分かる。



中学生がこんなにフェロモン大量放出なんて犯罪だ。


ドッドドドド

そのフェロモンにやられて、心臓の鼓動のリズムがおかしくなってきた。


「………なあ」



あたしの背後の壁に修太くんの手がついた。


修太くんの顔も近づいてきて…壁と修太くんに挟まれる状態になった。







な…、







なに………!?////
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