狼男子は今夜も

濡れたあたしの髪を少しだけ掬った。











「あんた…男知ってる?」








グイ!




「んっ……!?」




髪を引っ張られる痛みのすぐに感じたのは…





唇に柔らかい感触。









目をこれ以上開けられないぐらいに見開く。




見えるのは…修太くんの瞼。








―あたし………
















キス、してる………?
< 9 / 18 >

この作品をシェア

pagetop