忘れないで
あたしにはいつもいつも気になってたことがあるの。



波留の…………元カノ。




「ねえ波留……」
「ん?」
「波留って付き合ってた女の子っていたの?」
「俺?まあー…もう高1だし、付き合ってた女はいたよ。」

いたんだー…。
胸がチクン、とした。

傷つくって分かってても波留の過去が知りたい。

「どんな子??」
「んー…テニス部のマネージャーとか水泳部、バスケ部のマネージャーとか?」
マネージャーばっかだあ…もしかして波留って
「…マネージャーフェチ?」なの?
「ばっ…ちげーよ」
すごい吹き出した。
確かになんだろーねマネージャーフェチって。
そんなのあるわけないのに。
「ただ告られてオッケーしただけ!」
「ふーん………」

やっぱ告られたんだ?
波留モテる………


やっぱマネージャーって綺麗な人ばっかなのかな?
どんなたち人だったんだろう。って考えてたら波留が「妬いてる?」
って聞いてきた。

バ、バレてる??

「ちょっと…………」

正直に答えた。
波留があたしの手をぎゅっとにぎった。そして
「今はしゅんだけだよ」
とゆってくれた。
「………!」
なんか顔がだんだん熱くなるのを感じた。そんなあたしは波留の腕の中に閉じ込められた。




大好き、波留!



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