君とあたし

男の子だった

あたしはろれつの回らない言葉で声をかけた

『は、はじめまして!』

男の子は気付いて挨拶を返してくれた

『うん、はじめまして!僕、巧(こう)っていうんだ!よろしく!』

『あたし、みさ!よろしくね!』

あたしは親切そうな男の子だと分かってホッとした…

それと同時にあたしは巧に恋をした

初恋だった…

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