―雪女郎― 風鈴
第八夜
翌日の夕方、雪月は、座敷で目を覚ました。
「風鈴・・・姐さんの。」
雪月が目を覚ましたところは、風鈴の座敷だった。
「あ、雪月ちゃん!!起きた?大丈夫?」
お閖が、焦った顔で座敷から顔を出した。
「お閖ちゃん・・・わっちは。」
「あぁ、起きなくていいよ。」
そう言って、お閖は雪月の寝ているわきに座った。
「急にいなくなっちゃって、びっくりしたけど・・・」
「神納様が、幕府の人をつかって探そうとしてくれんした。だけど・・・凪雛姐さんが断ってね。」
「翌朝、凪雛姐さんが気を失った雪月ちゃんを背負って、美楼閣の前に立ってたの。」
「風鈴・・・姐さんの。」
雪月が目を覚ましたところは、風鈴の座敷だった。
「あ、雪月ちゃん!!起きた?大丈夫?」
お閖が、焦った顔で座敷から顔を出した。
「お閖ちゃん・・・わっちは。」
「あぁ、起きなくていいよ。」
そう言って、お閖は雪月の寝ているわきに座った。
「急にいなくなっちゃって、びっくりしたけど・・・」
「神納様が、幕府の人をつかって探そうとしてくれんした。だけど・・・凪雛姐さんが断ってね。」
「翌朝、凪雛姐さんが気を失った雪月ちゃんを背負って、美楼閣の前に立ってたの。」