もう一度、笑って。-空になれたら-

★By.Hitomi Side★



「……おそーい!!」

もうっ、早希は何してんの?!
いくら何でも遅すぎっっ!!
あと5分でチャイム鳴って――

―ガラガラガラッッ!!

「?!」
早希?!

勢いよくドアが開いた。
ヤバい、先生来た…?!

「ハァ…ハァ…っセーフ…」

「あ、早希おはよー♪♪」
あたしは思い切り手を振る。

「おはよー」
席が真逆のあたし達。
早希は鞄を机に置きながら、あたしにニコッと微笑みかけた。

「ねぇねぇねぇねぇ、聞いて聞いて☆あのさー…」
あたしは後3分しかないとゆーのに早希に駆け寄り話し出す。

「うんうん」
早希も文句一つ言わず、あたしの話しを聞いてくれる。
やっぱりそんな優しい早希があたしは…
「早希、大好き♪♪」

これはあたしの素直な気持ち。
偽りなんて一つもないよ、早希。



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