☆最凶彼氏★
何はともあれ、
電話だ、電話、
この状況の説明を求める為、私は言われた通り電話をした。
プルルルルルル……──
「はい」
出ちゃったぁー
「も、もしもし……あ、蒼井です」
「よぉ。遅かったじゃねーか。愛するご主人様への電話」
「なっ……!!」
「まぁ、良いや」
この男は何がしたいのか?
てゆーか!奴隷は流石に私でも抵抗がある。
給料出るなら別だけど。
「あ、あの……奴隷って何ですか?いきなり言われても意味不明なんですけど?」
「何?俺の奴隷、イヤなの?」
何だコレ、
俺様だなオイ。
確かに、君はカッコイいが!
そこら辺の女と違って、
私はイケメンに興味はない!
「イヤに決まってます」
「じゃあ、彼女なら良いだろ?」
「…………は?」
彼女!?誰が!?誰の!?
私が!?
つか、奴隷からかなり離れてますけど!?
「奴隷はイヤなんだろ?だったら彼女で良いじゃん」
「え……あの……」
言葉を出せずに戸惑っていると、
いつの間にか電話は切れていた。
「じゃあ、明日迎えにいくから」
という言葉を残して。